Former British Consulate of Hakodate
HISTORY
歴史
港町函館に揺れる
ユニオンジャックの歴史
函館市旧イギリス領事館は函館が国際貿易港として開港した1859年(安政6)年から75年間、ユニオンジャックをかかげ続け、異国情緒あふれる港町函館を彩ってきました。 数回の火災にあったのちこの場所に再建しましたが、再び火災により焼失し、現在の建物は1913(大正2)年、イギリス政府工務省上海工事局の設計によって竣工し、1934(昭和9)年に閉鎖されるまで領事館として使用されていました。 1979(昭和54)年に函館市の有形文化財に指定され、1992(平成4)年の市制施行70周年を記念して復元し、この年から開港記念館として一般公開をしてきました。 2009(平成21)年3月、開港150周年を機に展示内容を一新し、開港都市のシンボルとして新たな歩みを始めました。
函館市旧イギリス領事館のあゆみ
1859年 6月
箱館開港 国際貿易の開始(新暦7月1日)
1859年 9月
初代領事C.P.ホジソン氏着任 称名寺に仮領事館を開く
1863年 2月
元町地区に領事館が落成(現ハリストス正教会付近)
1865年 1月
火事により領事館が焼失 仮領事館を設置(現領事館付近)
1866年
現領事館敷地の貸借協定を箱館奉行と交わす
1879年 2月
大火により仮領事館が焼失
1885年
現在の場所に新築の領事館が落成
1907年 8月
大火により領事館が焼失 臨時に招魂社坂の領事私邸にて執務を行う
1913年 9月
新築の領事館が落成(現在の建物)
1928年
横浜総領事館の管轄となる(横浜総領事館分館)
1934年12月
領事館を閉鎖 閉鎖後は函館在住のG.デンピーが領事事務官をつとめる ※~1941年まで
1940年 3月
函館市がイギリス政府から領事館の建物を買収 市立函館病院の施設として使用
1941年 3月
憲兵隊が建物を接収
1945年 8月
終戦により接収解除 市立函館病院の施設として使用 ※~1979年まで
1979年11月
函館市有形文化財に指定
1992年 8月
函館市旧イギリス領事館(開港記念館)オープン
2009年03月
函館市旧イギリス領事館(開港記念館)リニューアルオープン